STUDIO808TOKYOコラム

原宿駅から徒歩6分のパーソナルトレーニングジム「STUDIO808 TOKYO」のスタッフによるコラム

食べないダイエットの落とし穴~食べずに痩せたその後の秘密~

ダイエット

皆さん、こんにちは。
ダイエット専門パーソナルトレーニングジム808TOKYOです。

本日のテーマは【 食べないダイエットの落とし穴~食べずに痩せたその後の秘密~ 】についてお話していきたいと思います。

SNSの罠

『5日で5kg痩せたダイエット法』『1週間でー8kg痩せた方法』『10日で-12kgダイエット』…
SNSやYouTube・インターネットを見ていると、こんな言葉を山のように目にします。
皆さんもこのような言葉を目にし、真似をした事があるのではないでしょうか。

ダイエットトレーナーとしては『甘い言葉をささやくのは止めてほしい…』と思うのが正直な所です。

確かに、ダイエットトレーナーとして多くの事を学んできた私たちですら、これらの言葉をとても魅力的に感じてしまう事もありますし、ダイエットは我慢や努力が付きものなので”出来るだけ早く終わらせたい”と、皆さんが真似をしたくなるのも無理はありません。

しかし、実際ダイエットを成功され、ご自身の体験と共に『5日で5kg痩せたダイエット法』『1週間でー8kg痩せた方法』『10日で-12kgダイエット』と言った内容を紹介した方が、半年・1年後に『短期ダイエット後もリバウンドせず同じ体型を保っている方法』と言った内容を掲載している事は殆どないように思います。
特に、収益のあるダイエット系インフルエンサーさんやYouTuberさんであればこの様なテーマを掲載する事は十分あり得ると思います。なのに、何故このような記事をあまり目にしないのでしょうか。

ダイエットトレーナーとしての見解は『リバウンドをしているから』です。

では、何故そう考えるのかお話していきたいと思います。

短期ダイエットの仕組み

人間が痩せる仕組みについては以前のコラム ダイエットコラム⑥~トレーニングの必要性~正しいダイエットのコツ~ダイエットは食事9割・運動1割の謎~ を参照頂きたいと思いますが、人間が痩せる為には絶対的にカロリーコントロールをする必要があります。

人は7,200kcal消費した時に体脂肪が1kg落ちるからです。

単純計算すると
▪5日で-5kg = 5日で-36,000kcal (7,200kcal/日)
▪1週間で-8ka = 1週間で-57,600kcal (8,229kcal/日)
▪10日で-12kg = 10日で-86,400kcal (8,640kcal/日)

本当に単純な計算ですが、『5日で5kg痩せたダイエット法』と言った見出しが本当であれば、これだけのカロリーを短期間に消費したことになります。
そんな事は可能なのでしょうか?

勿論、寝ずに・食べずに運動や重労働をし続けたらこのような事が叶うかもしれませんが、通常成人男性が1日に消費するカロリーは、デスクワークで車通勤など身体活動の低い方で2,000~2,300kcal程度、営業職やショップ店員さん・デスクワークだけど通勤でよく歩く方など身体活動が普通レベルの方で2,400kcal~2,700kcal程度です。(年齢・体重・活動量により異なります。)

ダイエット期間中食べずにこのような生活を送っていたとするとどうでしょう。
▪5日で-13,500kcal(約-1,9kg)
▪1週間で-18,900kcal (約-2,6kg)
▪10日で-27,000kcal(約-3.8kg)

多く見積もってもこの程度です。更に筋トレなどの運動をしても-300kcal/回程度消費するかどうかと言った所です。女性は男性と比べ消費エネルギーが低いので、更に減りにくいと言っても過言ではありません。
では、何故短期間で痩せられる方がいるのでしょうか?

それは『体内の水分量が減ったから』です。

身体に糖質を入れると1gあたり3gの水分が結合し体内に保持されると言われています。その為、食べないダイエットをすると数日で体内に保持されていた糖質がエネルギーとして燃焼され、それと共に自動的に水分も抜けていきます。その量、凡そ2~3kgと言われています。
その他、汗や入浴・排便など日常的に出ている水分量もありますが、入ってくる水分量は殆どないので、食べないダイエットをすると2~3kg以上の水分が抜けるのです。
体内の水分が抜けると浮腫みもなくなるので、身体のラインもスッキリしたように見えるでしょう。

このように、カロリーと共に水分量もマイナスされると考えると短期間で大幅なダイエットをする事は可能と言えます。
しかし、それは本当に痩せたと言えるのでしょうか。

短期ダイエットのその後とは?

人は何故食事をするのでしょうか。
それは『生きる為』です。
食べる事は生きる事。そう考えると、食べずにダイエットした末路が見えてくると思います。

飽食時代の現代において脂肪は邪魔者のように扱われていますが、狩りをして食料を獲得していた時代の人間にとっては、食料が取れず餓死しない為のエネルギー源として重要なものでした。
例えるなら、防災リュックに詰めた乾パンのような存在です。

短期間のダイエットで痩せるという事は、急な災害が起こった上災害リュックに備えていた乾パンが盗まれてしまう、正に生きるか死ぬかの緊急事態なのです。

もし、あなたがそのような状況になったらどうしますか?
何とか生きようと必死に食べ物を探すのではないでしょうか。
そして、食料を見つけたら、満腹以上に、盗まれた乾パン分まで確保しようとするのではないでしょうか。

短期のダイエットも同じです。

食事が入って来ず、急に脂肪を奪われた身体は生死の危機を感じ、何とか生きる為のエネルギーを確保しようと脳が食欲が増すよう指令を出します。そして、食べ物を見つけると、お腹がいっぱいになっても失った脂肪分も取り戻そうと自制できない程食べ続けてしまうのです。
元に戻るだけなら良いのですが、ダイエット開始時の体重をオーバーしてリバウンドする方も多くいらっしゃいます。その上、食べないダイエットをしていた代償として、筋肉と基礎代謝が落ち、再びダイエットを開始した時には前回より痩せにくい体質となってしまうのです。

『ダイエット成功後維持する方法』より『リバウンドしました。ダイエット再開します』と言ったタイトルのSNSやYouTubeをよく目にするのは、このような身体の仕組みがあるからなのです。

真のダイエット成功とは何でしょうか?
目標まで体重を落とす事だけではなく、目標体重まで落とし多少の増減を繰り返しながらその体重と体型を継続し続ける事ではないでしょうか。また、体重だけではなく、体脂肪率も減らしていく事を意識する事も大切です。体重だけを気にしていると、食べないダイエットに辿り着いてしまうからです。
食べないダイエットは、リバウンドの原因になるだけではなく、心身の健康を損なう恐れもあるので、ダイエットは長期的な計画性を持って取り組むようにしましょう。

808TOKYOの痩せる食事指導は、心身共に健康を保ちながら痩せる”食べるダイエット”をご提案しています。我慢ではなく食事内容を整える事で、しっかり食べて痩せる方法が身に付きます。何度もリバウンドを繰り返してしまう方は食事を減らす事しかしていない可能性があるので、是非一度808TOKYOの食事指導で正しい知識を身に付け、健康的なダイエットを叶えて頂きたいと思います。
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